占いをするためだけに研ぎ澄まされたカード。タロットとトランプの違いとは?

おはようございます。みツばチです。

SNSや依頼者からの質問でかなり多いのがこれ。

『タロットとトランプって、なにが違うの?』

実際にタロットカードを手にしたことがない人や、占い自体にあまり興味が無い人にとっては具体的な違いを理解するのは難しいですし、ゲームに使えないタロットカードに意味を見出せないかもしれません。

では、タロットとトランプの差異を確認しながら、タロットカードの意義を解説していきたいと思います。

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ここが似ている!タロットとトランプ

トランプについては、もう説明する必要はありませんよね?

では、似ているところを挙げてみましょう。

  • 絵札と数札がある
  • 4種類の記号で分けられる

タロットで使われる記号とトランプ記号は、下記のように対応します。

ダイヤ=コイン(ペンタクル)『富や名声』

クローバー=杖(ワンド)『精神性』

スペード=剣(ソード)『権力や知性』

ハート=聖杯(カップ)『感情や愛情』

トランプ占いでも、だいたいは上記のような事柄を当てはめて分析しますよね。

少しだけ違うのはその枚数。

トランプは13枚×4種類で52枚ですが、タロットは絵札に王子を表す札が一枚増えて14枚×4種類で56枚になります。

この56枚が、タロットカードのなかでは小アルカナと呼ばれています。

ここから違う!タロットカード

先ほど、トランプと似ているタロットのことを『小アルカナ』と書きました。

当然、『小』があるなら『大』があります。

絵札ばかりで構成された22枚のカード、これがいわゆる大アルカナと呼ばれていて、タロットカードといえばほぼこの大アルカナのことを指しているといっても過言ではありません。

というのも、大アルカナのみで占いが成立することはあっても、小アルカナだけで占うことは滅多にないからです。

大アルカナと小アルカナ

タロット占いで使うのは、大アルカナの22枚のみか、あるいは大小あわせた78枚です。

大アルカナはざっくりとした大きな運勢の流れを読むのに適しています。

本に例えるなら、大アルカナは『章』とか、『○○編』のようなものですね。

小アルカナは一枚一枚に細かな意味づけがしてあって、同じく本に例えるなら小見出しや、あるいは数枚を並べて読み解くことで段落のあらすじまで知ることが出来ます。

大アルカナの中身

タロットカードがどこかオカルトじみたイメージを持たれるのは、その不思議な絵柄の影響が強いですよね。

逆さ吊りになっている人間だったり。高い塔に雷が落ちていたり。天使様みたいなカードもあれば、そのものずばりの悪魔や死神なんてのも居ます。

『悪魔や死神なんてヤだ!』という声が聞こえてきそうですが、タロットにおける悪魔や死神は、ただ悪いだけのカードではなかったりするのです。

他のカードとの関連や、どのタイミングで出たかによって意味合いががらっと変わってしまいます。

一見良いカードでも悪い意味になり得る。悪いカードでも活路を見出すためのアドバイスになり得る。

だからこそタロットは面白いし、もっと知ってほしいと思うのです。

もうひとつ大切なのは、大アルカナも小アルカナも、それぞれを順番に並べていくとひとつのものがたりが出来上がるように作られているということです。

大アルカナでひとつ。コイン、杖、剣、聖杯でそれぞれひとつ。

合計5つの物語です。これらを全てかき混ぜてバラバラにして、それをめくることによってあなただけのものがたりを作る。

タロット占いとは、すなわちそこに並んだキーワードが作る流れを、読み取ることに他なりません。

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正位置と逆位置

トランプであれば、上下が逆になっても特に違いはありません。

しかしタロットカードは逆さになると意味がすっかり変わってしまうものがほとんどです。

絵柄が正しく見える向きのものを正位置、絵柄がさかさまに見える向きのものを逆位置と呼びます。

たとえば

正位置の意味:強い意思を持って困難を乗り越えてゆける

逆位置の意味:勢いが強すぎるあまりに周囲から孤立する

このように、正位置では長所であったものが逆位置では短所になります。

逆もまた然りで、正位置ではあまり良い意味を持たないカードであっても、逆位置として出ることによって災い転じて……という意味合いを持ったりもします。

 正逆どちらでも良い意味合いを持つカード、どちらでもあまり望ましくない意味を持つカードもありますね。

このようにさまざまな意味を含んだカードを数枚並べて、その絵柄の向きや流れからカードの持つキーワードを組み合わせて読み解いていくのがタロット占いの基本になります。

タロットカードはなぜ発展してきたのか

もとをたどれば、タロットカードは聖書と深いつながりがあります。

タロットが使われるようになった時代といえば、まだそれほど識字率も高くありませんでした。

聖書は当時、宗教的なものと言うよりは『道徳を説いた書物』に近い扱いをされていました。

しかし、『どんなにいいことを書いてあっても読めない』という人ばかりだったのです。

そこで、聖書の中の出来事になぞらえて、心構えや注意しなければならないことなどを絵で表現する必要がありました。

タロットカードの中の『塔』をあらわすカード。

これは『バベルの塔』を現しています。

『人々の驕りに天罰が下ったとき』を描いたもので、高い塔に雷が直撃し、絵柄によっては倒壊しかかっているものもあります。

ひと目で『ああ、なんかバチがあたってそうなカードだな』って判りますよね。

文字が、言葉がわからなくても意味を伝えるために発展してきたカードがタロットなのです。

そこから、『聖書(道徳書)』の一説を描いたカードを並べて、これからどのような行動を取るのが良いのか、あるいは行動を起こす時期などを占うようになりました。

聖書が宗教的に強い意味を持ってくるのは、それからはるか後のことです。

なので、タロットカードを持つことに宗教的な制約はありませんので、不安になられた方は安心していただいて大丈夫ですよ。

『文字では伝わらないから、絵で伝える』

これって、古代文明の壁画とかにも通じるような気がしませんか?

考古学まではいかないにしても、太古の昔から絵を用いての意思疎通が行われてきたのだと思うと、なんだかロマンを感じますよね。

それを踏まえてタロットカードの絵柄を見れば、きっともっとすんなり意味がわかるかもしれません。

ぜひ試してみてください。

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